アメリカでおせち料理を楽しむ
アメリカではクリスマスの方が盛り上がるので、日本のように新年を盛大に祝う訳ではないものの、日本人家庭としてはやっぱりこれをやらないと(食べないと?)落ち着かない。。。
「おせち料理」
自分の首を絞めると分かっていながらついつい毎年用意しちゃう。年々手作りの品が増えていき、自分の限界に挑戦している私。(この時期私はキッチンで修行僧と化す)
今年は最後の買い出し予定の12月30日に車を出そうとしたらエンジンがかからないという故障に見舞われ万事休すかと思ったけれど、何とか今年もやり遂げたー!
かまぼことコハダ、貝の甘露煮、いくらだけ市販品。そのほか12品を手作り。
【手作りしたもの】
栗きんとん
昆布巻き
伊達巻
トマト甘酢漬け(金柑の甘露煮の代わりに)
黒豆煮
海老の旨煮
田作り
花酢蓮根
筑前煮
雑煮
比較的日本食材の手に入りやすいところに住んでるし、買おうと思えばおせち丸ごとオーダーも可能。でも手作りでなるべく飽きが来ない味付けにするとやはり美味しいので、つい頑張ってしまう。
ただ今年はコロナ禍で流通が滞っているためか、クチナシの実(栗きんとんの黄色い着色用)、祝い箸、屠蘇散(屠蘇に入れる材料)は手に入らず。ま、仕方ないか。
でも無いままでもいいし、そこで何か別の方法を調べたりして工夫するのも海外生活の醍醐味だとも思うので。
結局、栗きんとんの色付けはオレンジジュース(意外と爽やかな味!)、お屠蘇にはただの日本酒を入れただけ(笑)
お飾りなども、捨てずに大切に取っておいてまた使う、の繰り返し。ちなみにこの小さい門松は2016年のお正月に買った鏡餅についてきたもの。海外生活ではいつ手に入らない状況になるか分からないので、「和」アイテムは絶対捨てられないのだ(^^;)
さて、元旦にはどっぷりと「和」を堪能し、年末の準備期間からずーっと「和」に浸っていた私は家族以上に「飽きたー!」となってしまうので、翌日は同じおせちの中身でもガラリと雰囲気を変えて盛り付けてみる。
これならシャンパンにも合うかな。
残っていたおせちはパーティー用のカップに入れて iittala の大皿に並べてみた。
かまぼこにはいくらと紫蘇を挟んでアレンジ。
お皿は「山田平安堂」さんの漆器。
CA時代の教官が「お料理は目でも楽しんでいただくことが大切」って言ってたなぁ、と。
ファーストクラスで出されるメインディッシュなどは、メニューが変わるたびに盛り付け方マニュアルみたいなものが出ていて、そこで色々学んだことが今、生きてる気がする。
日頃の食事ではこんなことしないけどね。
クリスマスとか、お正月とか、イベントの時に「今年はどうしようかな」と考えるのも楽しい。
さて、次のイベントは何だっけ。。。
海外でどこまでできるか、また挑戦だな。